給料日に金欠だった時代の金銭事情

社会人ノウハウ

ダムのようにお金を世に放流していた新卒グランドスタッフ時代の金銭事情を紹介します。

まともな金銭感覚までに戻るまでのフロー

ある分出費した1年目→ 「今しかこんな生活できない!」(毎晩同期と飲み歩き)

金銭感覚がおかしくなる→(ドル紙幣を換金して電車の資金を賄う)

身の丈に合った生活が分からなくなる→ (生活を見直しても月末がカツカツ)

キャッシュフローの見直し→ (身の丈に合った生活を知る) 

自然に貯金が貯まる家計管理を身につける

新卒入社の1年間のライフスタイル

新卒入で社後は実家から社員寮に移り住み生活をしていました。仕事がうまくいかず「この先の人生で好きな分だけお金使って楽しめる時期はない!」と悟る。

糸目をつけずに思いっきり楽しむ1年というポリシーを開始。平日は飲み歩き、週末は東京に繰り出し豪遊していました。

キャッシュフローが回らなくなって

・携帯料金の引き落としができず、社会人で携帯が止まる

・最寄り駅までの電車賃も底つきお客から貰ったドル紙幣を換金して凌ぐ

※リボやキャッシングに手を出すことはありませんでした。

いざ生活を改めても

2年目から「月末に自宅に帰れなくなるようなお金の使い方」はやめようと計画性を持つことにしたが、やはり給料日の直前になるといつも「豪遊してないはずのに残高がほとんどない」という現象に悩まされた。

お昼の1,000円のランチをやめてコンビニで安く済ませたり、高い月謝のヨガの教室も解約したというのに生活に余裕を感じることがなかった。

気づけなかった2つのポイント

・手取り16万の身の丈に合った生活費の内訳を知らなかった

銀行にある分だけ使うような生活をはじめからしていたので、本来の健全な生活費とのギャップを知らずにいたこと。生活費の内訳を見直さなければいけないことが分からなかった。

重要なのは手取りの範囲で適切な予算を決め、その中で生活をする事だった。

固定費の把握をするだけでなく、手取り16万円のザルな家計管理では私のお金は未だに放流ダム状態ということだった。

・細かな出費にも勘定をつけること

具体的にいうと、交際費に入れるべき交通費が抜けていたり、月の途中で引き落とされる会員費や、身の回りの日用品など、小さい出費の散り積もった金額を把握していなかったので「豪遊していないのにお金がない」と残高を見て首を傾げていた。

自分の最低限を知ることにした

私の家計見直しに火をつけたのが同期の通帳だった。毎月の支給額が同じ同僚の彼女は1年間でなんと100万円も貯めていたのだ。徹底的な見直しが必要と感じた私は、以下の2つを試した。(当時はキャッシュレスが普及する前)

・毎月の定期預金を給料日に行うようにした

・お金の流れを感じるスタイルを取り入れた

・定期預金について

先取り貯金で、強制的に給料日にお金がたまるようにした。お給料日に自動的にお金が専用の口座に移され、満期が来るまで引き出せないというのは当時の私にとってピッタリであった。

・茶封筒でお金の流れを感じる

・例えば「食費」用の茶封筒には1ヶ月の予算分の現金を入れる

・封筒の面に1週間の引き出し上限も手書きで記載する

・食費でお金が必要な時は上限に従って封筒から取り出すことで予算オーバー防いだ。

1番初めに感じた変化は何気なく手に取る商品の値段や、コスパを見直す機会が増えた事。上限があることで1つ1つ丁寧にものを選ぶようになった。1年目の生活習慣が少しずつ浄化されていくのを実感した。

この生活のおかげで、「豪遊してないのに残高がない」という現象から解放されて、手取り16万円の身の丈に合った暮らし方というのを初めて体感した。

予算という上限がもたらしたメリット

・満足した生活を送るのに必要な最低ラインを知れる

・手取りにと身の丈に合ったライフスタイルの作り方

・周りに流されないで家計を管理する力

・自分の稼いだお金に重みを感じるようになった

・ただの浪費か、自己投資なのかを意識するようになった

最後に

今では自然に貯金が毎月貯まる家計簿の管理方法が身につきました。社会人1年目のキャッシュ放流ダム生活も今振り返ると貴重な経験値として良かったなと思います。当時は若さのエネルギーで楽しく過ごしていましたが頭の片隅にはいつも「お金がない」という余裕の無さがありました。

身の丈にあった暮らしというのは自分が自然体でいる上でとても欠かせません。私の経験談が少しでも誰かの役に立てればいいなと思います。

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